”名前”へのこだわり

REACHの「認可対象候補物質」の意味で「SVHC」と巷で広く言われている。「SVHC」と呼ぶのは四字熟語的で悪魔的な使いやすさがあり、ヨーロッパだってこう呼んでいることも多いです。

正確には、「SVHCの性状を持つ化学物質の中から選定され認可対象候補物質してリストに収載したもの」ということになります。”Candidate List Substance”であってCL物質とかCLSとか、一部で呼ばれています。この方が正確なので今後規定が変わったときのことも考えて、「CL物質」を使いたいと思っています。

「SVHCの性状」とはCMR、PBT、vPvBと内分泌かく乱物質の性状をもつ物質のことで”Substance of Very High Concern”の略号です。日本語だと高懸念物質となります。前職で本社があるドイツに出張したときに「懸念はあるけど有害性が必ずあるとは決めつけられない、要するに”灰色”っていうことだ。有害なら有害って言うさ」と言われたことがあります。REACHは公布されたけど施行直前ぐらいの時だったかなと思う。

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