REACHエンフォースメントプロジェクトは、REACH施行初期から施行状態の確認を主眼とし査察も含む調査を行ってきましたが、罰則を中心とするものではないことを標榜してあくまでも調査プロジェクト的な姿勢を崩さずに来た面もあったと思います。
今回のプロジェクトは輸入品を中心に税関の協力も得て強力に調査をすることを表明したものになっており、最近行われたパイロット調査で23 %の違反がみつかったことが相当ショッキングだったようにも伺えます。
日本の輸出企業にあってREACH規則対応体制が実質的な後退をみせつつある昨今、このニュースが気がかりになるのは否めません。
Next EU-wide REACH enforcement project to focus on imported products
https://echa.europa.eu/-/next-eu-wide-reach-enforcement-project-to-focus-on-imported-products